モチベーションを高める開発スケジュールの作り方
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私はサービス開発のディレクションを行っております。
今日は弊社で実施しているスケジュール管理をする時に気を付けていることをまとめてみたいと思います。
①スケジュール決定はディレクターの仕事ではない
ディレクターは開発の当事者ではありません。
当事者でない人から作業を押し付けられると、「仕事」は途端に「作業」に代わってしまいます。
あくまでも「提案」という姿勢を持つことが重要です。またとんでもないスケジュールを提案しないように工数の見積もり力は身に着けていきましょう。
②タスクを本当に細かく洗い出す
タスクわけが大きくなりすぎることがよくあります。
「結局なにやるの?」という疑問ができるのであればもう少し細かく分解できるでしょう。
デザインタスクであれば製作ページごと、システムであれば機能ごとに分解するのがおすすめです。
③担当者を明確化する
「誰がやるか」を明確にしなければ、結局自分が何をやればいいのかわかりません。
たとえば「エンジニアチーム」という書き方ではなく、「山田さん・井上さん・佐藤さん」など個人名までしっかり明記しましょう。
④週に一度はスケジュール全体を見直す
スケジュールは必ずズレ込んできます。みんな全力で開発をしているので、これは本当に仕方がないことです。
焦らず残りタスクを整理し、別のシートで改めてスケジュールを引き直しましょう。
⑤進捗共有は最低2日に一回
スケジュールのズレをなくすのに一番効果的なのは共有の回数を増やすことです。進捗共有の意味合いもありますが、「共有するために頑張る!」という目標ができ、作業にメリハリがつくようになります。
⑥スケジュールの修正は超柔軟に
実際に開発を初めてみてわかることがじつは山ほどあります。
開発メンバーの言葉を信じて、スケジュールの修正は随時やっていきましょう。
⑦管理ツールは「Googleスプレットシート」
世の中にはたくさんのタスク管理ツールがあります。
「redmine」や「TRAC」など様々です。弊社でも「redmine」を使っていた時期がありました。しかし、チケット(タスク)を作成したり、進捗を記入するなどの作業に膨大な時間がかかってしまっていました。
シンプルに「Googleスプレットシート」を使って、行にタスクを並べ、列に日付を並べる、の要領で作っていくと大変わかりやすいです。また「Googleスプレットシート」はオンラインであれば世界中のどこからでも見れるので非常に便利です。
【おまけ】弊社で使っているテンプレートをご紹介
4枚のキャンペーンページを製作した場合のスケジュールをざっと製作してみました。ポイントは人ベースで管理されている点、そしてタスクの受け渡しが分かるように五月雨式なスケジュール構造になっている点です。
ご参考までにご覧下さい!
https://docs.google.com/spreadsheet/ccc?key=0AtAyUANhKb-sdEJyWUl0bDdNSGxkaDJfWFhyYVpJQWc#gid=17